今回は、ウガイ薬と、液体歯磨きについて

「洗口液」と書いてある製品は歯ブラシを使用せず、適量に口に含んですすぐことにより口臭予防や口内洗浄を目的としています。
例えば、外出先で口臭が気になる場合には、非イオン系のエッセンシャルオイルタイプの洗口液を使うのも良いでしょう。
また、就寝前などに殺菌成分配合タイプを歯周病対策などとして用いるのも手です。
フッ化物配合で、虫歯対策になるタイプも販売されています。
大人の場合、根元虫歯対策に使うと良いでしょう。

一方で「液体歯みがき」と書いてあるものは、適量を口に含んでブラッシングをする、あるいは吐き出した後にブラッシングをすることが求められています。
ブラッシングの併用が前提のため、洗口液にはない「歯を白くする」という効能も記載が可能であるせいか、「ゆすぐだけで歯が白くなる」と勘違いして購入される方も多いようです。

液体歯磨きは隅々まで素早く浸透するので時短にもなりますが、使用感がなめらかなので、じっくり丁寧に磨きたい場合にも適しています。
練り歯磨きとの大きな違いは研磨剤の有無です。
そのため、普段使いには液体歯磨き、着色が気になるときは練り歯磨き、といった具合に使い分けるのもよいでしょう。
ブラッシングが強すぎるといった指摘が歯科医や歯科衛生士からあった方には液体歯磨きが向いているかもしれません。