たまーにいらっしゃっる患者様なのですが、虫歯が痛かったけど、放置してたら痛くなくなったから、そのまま大丈夫だと思って放置した。
という患者様がいらっしゃいます。
虫歯は風邪などと違って、放置して悪化することはあっても、治ることはありません。
そのままさらに悪く進行していくだけです。
では、何故痛みが無くなったかというと・・・。
神経が死んでしまったからです。
神経が死んでしまうような歯の治療ですと、回数はかなり多くかかります。
小さな虫歯であれば1か所にかかる治療の回数が、1回~2回の治療で済むところを、5回6回・・・と段違いの回数です。
また、神経が生きている歯より、死んでしまっている歯の方が折れやすいです。
歯の根っこが折れてしまった歯は抜くしかありません。
そして、治療が出来ればいいのですが・・・。
形そのものがなくなっているくらい崩れてしまうと、もう抜くしかありません。
抜いた後は、少数欠損ならブリッジという範囲的な被せ物、大きい範囲なら入れ歯、範囲にかかわらずインプラントを入れる方もいますが、どちらにしても回数はかかります。
もちろん、ブリッジ・入れ歯・インプラント、さまざまな治療法でしっかり治すことは大切です。
しかし、もし痛みを感じていて、めんどくさいからそのままと言う方がいらっしゃいましたら、自分の残せる歯を捨てに行くような物ですので、早めの歯科検診をして、治療をうけましょう。