ふたばコラム

2019.02.20

口腔がん

口腔がんとは、口の中にできるがんのことです。代表的なものに舌がんがあります。

口の中にできるということから、患者さん自身が見てわかるという特徴があります。

治療後は外観に影響を与え、審美障害を残すことがあります。

 

さらに、口の中の器官は、

ものを食べる

言葉を発する

といった日常生活における機能に重要な役割を果たしており、口腔がんを発症することでこうした機能に障害を残すことも懸念されます。

 

口腔がんの多くは「扁平上皮癌」と呼ばれるものであり、放射線療法が効果的である場合があります。

放射線療法を中心として、少しでも審美面、機能面の障害を減らせるよう考慮しながら治療が行われます。

 

原因

口腔がんとは口腔内に発生するがんのことであり、発生する部位に応じて、下記のような種類があります。

舌がん

下顎歯肉がん

上顎歯肉がん

口腔底がん(口底がん)

頬粘膜がん

硬口蓋がん

このなかでは舌がんの頻度がもっとも高いです。

日本ではがん全体の1~2%程度の口腔がんですが、インド~東南アジアでは発生率が非常に高いことが知られており、噛みタバコが原因とされています。

 

口腔がんを含む頭頸部がんに共通する原因として、喫煙、飲酒が挙げられます。

口から胃にかけてお酒の通るルートに沿って、がんが多発します。

その他、下記のようなことも口腔がんの発症リスクを高めると考えられています。

口腔内の不衛生

虫歯の放置

噛み合わせが不十分な入れ歯からの慢性的な刺激

など

また、口腔がんのひとつである舌がんは、一般的ながんの発症年齢のピーク(50代~60代)とは異なり、20代の若い方でも発症するという特徴を持っています。こういったケースにおいては別の因子が関係している可能性もありますが、現在のところ明らかにされていません。

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